
定価 1,650円(税込)
著者 長尾直茂
B6判並製カバー装 222頁
ISBN978-4-89619-765-5
・内容紹介
「日本外史」の著者として、多くの傑作を残した漢詩人として、頼山陽は知られるが、本書では家族への情愛を吐露した詩や、旅中の感慨を詠じた絶唱等、また諸家の文も交え、親しみ易く生涯と人物像を描く。
・目次
はじめに―一幅の肖像画
第一章 青少年時代―上京以前
1 天は何如なる物なるや
2 千載 青史に列するを得ん
3 畿甸の風光 吾 始めて過ぐ
4 独り奚囊 珠玉盈るのみならず
5 一夢匆々たり二十春
6 吟魂 呼べども起たず
7 豎子 復た其の癖を出だすや
8 深く愧ず 相知の犬豚と嗤うを
第二章 壮年時代前期―九州遊歴に至るまで
1 独り寒灯を剔て夜 書を読む
2 児は泣きて吾が韈を結ぶ
3 怪来客裡 宵宵の夢
4 不肖の子 焉ぞ能く其の徳行を言わんや
第三章 壮年時代後期―九州遊歴とその後
1 酒間 涙有り 暗に襟を沾す
2 一分は是れ海 二分は山
3 雲か山か呉か越か
4 節は重陽を過ぐるも菊 未だ発かず
5 我を愧ず 青鞋 何れの日にか閑ならん
6 耶馬の渓山は天下に無し
7 母 児を呼び前む 児曰く唯と
8 乃翁に類する莫かれ 乃祖を師とせよ
9 一杯 笑いて吾が曹と傾けん
10 春に別れ又た児に別る
第四章 晩年時代―『山陽遺稿』の時代
1 独り心情の酪奴に向う有り
2 母は已に七旬 児は半百
3 我を待ちて遺編を託す
4 此の福 人間 得ること応に難かるべし
5 水と梅花と隙地を争う
6 存没茫茫 五十年
7 吾に一腔の血有り
おわりに―木崎好尚と頼山陽
おぼえがき