
定価 2,669 円(税込)
著者 合山 究(ゴウヤマ キワム)
四六判上製214頁
ISBN978-4-89619-284-1
・内容紹介
簡潔な表現で文学史上特筆すべき小品文学の一時代を築き上げた清代初期のエッセイスト・張潮の代表作である。意訳・解説を加えて中国的エピグラムの世界を紹介。
・著者紹介
合山 究(ゴウヤマ キワム)
解説
昭和四十一年九州大学文学部卒。
九州大学名誉教授。
主著「論語発掘」(明治書院)
宇野 精一(ウノ セイイチ)
編集
文学博士・元東京大学名誉教授
主著「中国古典学の展開」・「新釈孟子全講」
鈴木 由次郎(スズキ ヨシジロウ)
編集
・目次
解説
小品文学と張潮
題辞
本文
一 経を読むは
二 経伝はよろしく
三 善もなく悪もなきは
四 天下に一人の知己あれば
五 月のために雲を憂へ
六 花は以て蝶なかるべからず
七 春には鳥の声を聴き
八 上元にはすべからく
九 鱗虫の中の金魚
一〇 世に入らば、すべからく東方曼倩
一一 花を賞つるには
一二 淵博なる友に対するは
一三 楷書は、すべからく文人の
一四 人はすべからく詩に
一五 少年の人はすべからく老成の
一六 春は天の本懐なり
一七 昔人云ふ、「もし花・月・美人
一八 願はくは木にありては
一九 黄九烟先生云ふ、「古今の人
二〇 古人、冬を以て三余となす
二一 荘周の夢に蜥蝶となるは七五
二二 花を芸れば七五
二三 景にこれを言へば
二四 才子にして富貴なるは
二五 新月はその沈み易きを恨む
二六 躬耕は、吾の能はざる所なり
二七 一、書嚢の蛀
二八 楼上にて山を看
二九 山の光、水の声、月の色
三〇 仮使夢に能く自ら
三一 昭君は和親を以て顕はる
三二 花を愛する心を以て
三三 美人の花に勝るは
三四 窓内の人、窓紙の上に
三五 少年の読書は
三六 吾、書を雨師に
三七 濁富たるは、清貧たるに
三八 天下にただ鬼のみ最も富む
三九 蝶は才子の化身たり
四〇 雪によりて高士を想ひ
四一 鵝の声を聞けば
四二 一歳の諸節、上元を以て
四三 雨の物たる、能く昼をして
四四 古への今に伝はらざる者は
四五 詩僧は時に復たこれあり
四六 当に花中の萱草たるべきも
四七 物の穉なき老はみな厭ふ
四八 女子は十四五歳より
四九 楽境を尋ねんには
五〇 富貴にして労悴するは
五一 目は自ら見る能はず
五二 凡そ声はみなよろしく遠く
五三 目に字を識る能はざるは
五四 頭を並べて句を聯ね
五五 水滸伝に、武松
五六 花の目によろしくして
五七 山林に高語する者は
五七 雲の物たる、或は崔巍たる
五九 太平の世に値ひ
六〇 天下の器玩の類
六一 花を養ふ胆瓶は
六二 春雨は恩詔のごとく
六三 十歳にして神童たり
六四 武人にして苟戦せず
六五 文人の武事を講ずるは
六六 斗方は、ただ三種のみ
六七 情は必ず癡に近くして
六八 凡そ花の色の嬌媚なるものは
六九 一部の新書を著はし得れば
七〇 名師を延きて、子弟に訓ふ
七一 画を積みて以て字をなし
七二 雲は日に映じて霞となり
七三 大家の文は、吾これを愛し
七四 戒によりて定を得
七五 南北東西は、一定の位なり
七六 予、嘗に謂へらく、「二氏は
七七 書を善くせずと雖も
七八 方外は必ずしも酒を戒め
七九 梅辺の石はよろしく古かるべし
八〇 己を律するにはよろしく秋気を
八一 催租の意を敗なふを厭へば
八二 松下に琴を聴き
八三 月下に禅を聴けば
八四 地上の山水あり
八五 一日の計には蕉を種ゑ
八六 春雨にはよろしく書を読むべし
八七 詩文の体は、秋気を得るを
八八 抄写の筆墨は
八九 人は聖賢にあらざれば
九〇 史官の紀すところのものは
九一 先天八卦は、竪に看るものなり
九二 書を蔵するは難からず
九三 知己を朋友に求むるは易く
九四 何をか善人と謂ふ
九五 工夫ありて書を読む
九六 人、間より楽しきはなし
九七 文章はこれ案頭の山水なり
九八 平上去入はすなはち一定の至理なり
九九 水滸伝はこれ一部の怒書なり
一〇〇 書を読むは最も楽し
一〇一 前人未発の論を発して
一〇二 一介の士にも必ず密友あり
一〇三 風流をば自ら賞つるには
一〇四 万事忘るべきも、忘れ難きものは
一〇五 芰く荷は食ふべし
一〇六 耳によろしく、復た目によろしき
一〇七 暁粧を看るは、よろしく
一〇八 我は知らず、我の生前
一〇九 我はまた知らず、隆・万の時に
一一〇 文章はこれ字句あるの錦繍なり
一一一 予、嘗つて諸〻の法帖の字を
一一二 花はその落つるを見るべからず
一一三 花を種うればすべからく
一一四 恵施は多方にして
一一五 松の花を以て糧となし
一一六 玩月の法、皎潔なれば
一一七 孩提の童は、一として知るところなし
一一八 凡そ事は、よろしく刻なる
一一九 酒は好むべきも
一二〇 文名は以て科第に当るべし
一二一 ひとりその詩を誦し
一二二 無益の施捨は
一二三 妾の美なるは
一二四 新菴を創るは
一二五 字と画とは、同じく一原より出づ
一二六 忙人の園亭は
一二七 酒は以て茶に当つべきも
一二八 胸中の小不平は
一二九 已むを得ずして諛ふ者は
一三〇 多情なる者は
一三一 梅は人をして高からしめ
一三二 物の能く人を感ぜしむるものは
一三三 妻子は頗る人を累はすに足る
一三四 渉猟は用なきと曰ふと雖も
一三五 いはゆる美人なる者は
一三六 蝿は人の面に集まり
一三七 山林隠逸の楽しみあるも
一三八 黎挙云ふ、「梅をして海棠を聘らしめ
一三九 五色に太だ過ぐるあり
一四〇 許氏の説文に部を分つも
一四一 水滸伝を閲するに
一四二 春の風は酒のごとし
一四三 氷裂紋は極めて雅なり
一四四 鳥の声の最も佳なるものは
一四五 生産を治めざれば
一四六 昔人云ふ、「婦人の字を識れば
一四七 善く書を読む者は
一四八 園亭の妙は
一四九 清宵に独り坐し
一五〇 官声は輿論に採る
一五一 胸に邱壑を蔵せば
一五二 梧桐は植物中の清品たり
一五三 情多き者は
一五四 蛛は蝶の敵国たり
一五五 品を立つるには
一五六 古へは禽獣もまた人倫を知る
一五七 豪傑は聖賢を易り
一五八 牛と馬とは、一つは仕へ
一五九 古今の至文は
一六〇 情の一字は、世界を維持する
一六一 孔子は東魯に生まる
一六二 青山ありて、方めて緑水あり
一六三 厳君平は、卜を以て学を講ぜし
一六四 人はすなはち、女、男よりも美し
一六五 鏡の不幸にして摸母に遇ひ
一六六 天下に書なくんば
一六七 秋虫・春鳥すら
一六八 媸顔陋質の鏡と仇をなさざるは
一六九 吾が家の公芸
一七〇 九世同居するは
一七一 作文の法、意の曲折するものは
一七二 笋は蔬中の尤物たり
一七三 一本の好花を買ひ得てすら
一七四 手中の便面を観れば
一七五 水は至汚の会帰するところたり
一七六 貌には、醜なるも観るべき者あり
一七七 山水に遊玩するも
一七八 貧にして諂ふことなく
一七九 昔人は、十年を以て読書し
一八〇 寧ろ小人の罵しるところとなるも
一八一 傲骨はなかるべからざるも
一八二 蝉は虫中の夷斉なり
一八三 癡と曰ひ、愚と曰ひ
一八四 唐虞の際、音楽は鳥獣を
一八五 痛みは忍ぶべくも
一八六 鏡中の影は、著色の人物なり
一八七 能く無字の書を読みて
一八八 もし詩酒なくんば
一八九 「陳平、曲逆侯に封ぜらる」
一九〇 古人は四声倶に備はる
一九一 間人の硯は
一九二 如何ぞこれ独り楽しみを
一九三 教へを待たずして
一九四 凡そ物はみな形を以て用ひらる
一九五 才子の才子に遇へば
一九六 予、嘗に一つの無遮大会を建め
一九七 聖賢なる者は、天地の替身なり
一九八 天は極めて倣し難からず六
一九九 陞官図に擲うつに
二〇〇 動物中に三教あり
二〇一 仏氏云ふ、「日月は須弥山の
二〇二 蘇東坡、陶詩に和するも
二〇三 予、嘗つて偶〻句を得たり
二〇四 鏡と水の影は
二〇五 水の声たる、四あり
二〇六 文人は毎に富人を鄙薄するを好む
二〇七 能く世人の忙しきところに
二〇八 先づ経を読み、後に史を読めば
二〇九 城市の中に居れば
二一〇 郷居にはすべからく良朋を得て
二一一 玉蘭は、花中の伯夷なり
二一二 その罪なくして虚しく悪名を
二一三 臭腐の化して神奇となるは
二一四 黒と白と交はれば
二一五 恥の一字は
二一六 鏡は自ら照らす能はず
二一七 古人云ふ、「詩は必ず窮して
あとがき