
定価 2,669 円(税込)
著者 濱口 富士雄(ハマグチ フジオ)
四六判上製196頁
ISBN978-4-89619-292-6
・内容紹介
弓矢の精神と伝統的な射技を詳論して、射の道を体系的に追求した明末の李呈芬の名著を、日本との比較など余説を交えて詳細に完訳し、弓に代表される武の精神と中国の射の大体を明らかにした。
・著者紹介
濱口 富士雄(ハマグチ フジオ)
解説
昭和五十年、東京教育大学大学院修士課程修了。昭和五十三年、大東文化大学大学院博士課程修了。元、群馬県立女子大学助教授・文学博士。
宇野 精一(ウノ セイイチ)
編集
文学博士・元東京大学名誉教授
主著「中国古典学の展開」・「新釈孟子全講」
鈴木 由次郎(スズキ ヨシジロウ)
編集
・目次
解説
一、著者李呈芬について
二、『射経』の書名とその成立
三、中国の弓射について
四、中国の弓射に関する書
本文
総論―射法についての総括的な見解
1 秘伝とされた射
2 『周礼』の五射法
3 審固満分
4 従容と神速
5 射術の本質
6 射経の記述のあらまし
利器 第一―弓矢の正しい取り合わせ
1 弓力と手力
2 弓力と矢の長さと重さ
3 弓矢の調和
4 平時と戦時の弓矢
5 利器の意義
弁的 第二―狙いの定め方
1 的の遠近による狙い
2 狙い習得のための心得
3 習熟の心掛け
4 実戦における射の心得
5 武科挙のこと
明彀 第三―彀の体得
1 彀とは何か
2 毅の基礎は手の内と取懸け
3 努力の重要性
正志 第四―精神を正し澄ますこと
1 精神を澄ますことの準則
2 的中は従容間暇のうちにあり
3 実戦における不動心
4 精神を澄ますことの五徳
5 技を越えるもの
身法 第五―体の態勢
1 大架と小架の態勢の欠点
2 最善の射勢
3 身法の禁忌
手法 第六―弓手馬手の定法
1 弓師の妻の教え
2 弓手は力、馬手は巧
3 矢番えの手順
4 離れの際の手法
5 手法の癖とその矯正
6 上達の妙技
足法 第七―足踏みの定法
1 足踏みの形
2 足踏みの修正
眼法 第八―目仕いの定法
1 名人飛衛の教え
2 的を審顧すること
審固 第九―審固の意義
指機 第十―弽のこと
1 ゆがけの制
2 ゆがけの妙用
馬射 第十一―騎射法のこと
1 王琚の教え
2 馬の調教
3 馬上の弓さばき
4 馬上の三身法
5 分鬃の射勢
6 対鐙の射勢
7 馬上での注意点
神奇 第十二―射における神技
1 神射と奇射
2 神射について
3 奇射について
4 射の習得の心得
5 神射を支えるのは将帥
考工 第十三―弓の構造
1 弓の古制
2 弓の六善と弓の構造
3 百工における規範性
あとがき